2023年6月18日、タイタニック号探索ツアー船「タイタン号」が行方不明となりました。
この潜水艇には誰が乗っていたのか、どのような人物なのかについて、調べてみました。
タイタニック号見学ツアーの潜水艇が消息不明
6月18日、海底に沈む豪華客船タイタニック号の探索に向かった潜水艇「タイタン」が、カナダ南東部沖で連絡を絶った。
消息は依然つかめておらず、必死の捜索活動が続けられている。
潜水艇は操縦士1人と、タイタニック号の探査専門家や富豪ら4人が乗っており、96時間潜航可能だという。
「タイタン号」の乗客は5名 | 英富豪・CEO・実業家など
潜水艇に乗っていたのは、以下の5名。
- ストックトン・ラッシュ
- ポールアンリ・ナルジョレ
- ハミッシュ・ハーディング
- シャーザダ・ダウード
- スレマン・ダウード
詳細を見ていきましょう。
ツアー会社のCEO ストックトン・ラッシュ
ストックトン・ラッシュさんは、この探検ツアーを実施した「オーシャンゲート・エクスペディションズ社」の創業者。
今回のツアーにも乗船していました。
ラッシュさんの妻は、タイタニック号乗客者の玄孫(やしゃご)とのこと。
フランスの探検家 ポールアンリ・ナルジョレ
フランスの探検家である、ポールアンリ・ナルジョレさん。
タイタニック号の探査専門家で、「ミスター・タイタニック」と呼ばれています。
タイタニック号の所有会社の水中調査部長で、1987年に行われたタイタニック号の最初の回収調査にも参加していました。
ナルジョレさんは、仏海軍の元司令官で、軍では潜水士と機雷掃海士を務めたそうです。
今回の探索ツアーでも、潜水艇を操縦していたと報道されています。
英富豪 ハミッシュ・ハーディング
英富豪のハミッシュ・ハーディングさんは、「搭乗運用技術者」の1人で探検家。
ハーディングさんは、アラブ首長国連邦を拠点に活動する実業家であり、本社がドバイにある「Action Aviation」という航空コンサルタント会社の会長です。
実業家としてだけでなく探検家としても活動しており、
- マリアナ海溝の最深部に潜水艇で到達
- 宇宙旅行
などを経験しているようです。
ハーディングさんには、妻と4人の子どもがいるようです。
パキスタン出身の実業家 シャーザダ・ダウード
シャーザダ・ダウードさんは、パキスタン出身の実業家。
同国最大の複合企業「エングロ社」の副会長で、同社の会長はシャーザダさんの父親だそう。
現在はイギリス在住。
シャーザダさんは、地球外の知的生命体を探す米団体「SETI」の評議員でもあるようです。
「SETI」によると、ダウードさんは慈善家であり、動物を愛し、妻と娘・息子がいるとのこと。
今回の探索ツアーには、息子さんと共に乗船していました。
シャーザダ・ダウードの息子 スレマン・ダウード
シャーザダ・ダウードさんの息子、スレマン・ダウードさん。
18歳の学生で、今回父親のシャーザダさんと共に、潜水艇に乗船していました。
まとめ
18日に行方不明となってから、未だ消息がわかっていないタイタン号。
世界中から心配の声が上がっており、必死の捜索が続けられています。